冷蔵庫の正しい運び方とは?引っ越し時に役に立つ情報を紹介
引っ越しなど、冷蔵庫を運ぶときに注意すべきことは何でしょうか。
ここでは、冷蔵庫の正しい運び方について見てみることにします。
引っ越し時に冷蔵庫を運ぶ前の準備
引っ越し時など、冷蔵庫を移動させる前に準備しなければならないことがあります。
・冷蔵庫の水を抜く
冷蔵庫は、移動する前に水抜きをしなくてはなりません。
水抜きしないまま冷蔵庫を運ぶと、運搬中に水が流れ出して、
トラックの荷台や他の荷物を水びたしにしてしまうおそれがあります。
引っ越し用の段ボールは水に弱いので、移動中に床を濡らしたりすると、
ダンボールを運び出す際に濡れて底が抜けたりすることがあり、
思わぬトラブルの元になってしまいます。
最近は製氷機つきの冷蔵庫が増えていますので、
製氷機の氷も必ず捨てて水も空にしておきましょう。
冷蔵庫の水抜きは、引っ越しの2~3日前にやっておいてください。
ちなみに、冷蔵庫についている霜も水漏れの原因になります。
冷蔵庫の霜取りは、電源を切ってから約1日かかりますから、
必ず事前にやっておいてください。
また、冷蔵庫の一番下に排水の受け皿がついています。
普段なら受け皿の水は自然蒸発して漏れることはないのですが、
引っ越し時には受け皿の水を抜く必要があります。
受け皿の水抜きは、引っ越し当日でもかまいません。
・扉を固定する
運搬中に冷蔵庫の扉が開かないように、ガムテープなどで固定しておいてください。
運搬中にドアが開いてしまうと、思わぬトラブルの原因となります。
・冷蔵庫の中を空にする
冷蔵庫を運ぶ前に、中を空にしておきましょう。
引っ越しの10日くらい前からできるだけ食品を補充しないようにして、
冷蔵庫の食材を食べ切るようにしてください。
どうしても残った食材は、冷蔵庫から出して箱詰めなどしなければなりませんが、
その際冷凍食品があると溶けたりして面倒なので、
できるだけ事前に処分しておきましょう。
大型の冷蔵庫の場合は、荷造りも大変ですが運び出しにも手間がかかります。
引っ越し当日になって冷蔵庫の中に食材や調味料が残っていると、
それを出して箱詰めするのは意外に時間がかかるものです。
さらに、水抜きが不十分だったりすると、
引っ越しそのものが難しくなってしまいます。
思わぬことで引っ越しの時間が遅れてしまうので、
冷蔵庫の中身の取り出しや水抜きは、事前にしっかり済ませておくようにしましょう。
電源を切るタイミング
冷蔵庫の電源は、引っ越しの数日前に切るのが理想的です。
どうしてもやむを得ない場合でも、少なくとも前日には切るようにしてください。
また、引っ越し完了後に冷蔵庫に電源を入れる際は、
冷蔵庫を設置してから1時間以上たってから電源を入れるようにしましょう。
冷蔵庫は横倒しにしても大丈夫なのか
冷蔵庫は、横倒しにすると不具合を起こすおそれがあります。
冷蔵庫の中に搭載されているコンプレッサーの中にはオイルが入っています。
冷蔵庫を横倒しにするとオイルの位置が不安定になり、
トラブルの元になることがあるので注意が必要です。