洗濯機の臭いの原因と対策、掃除方法とは
洗濯機は、使っているうちに臭いがしてくることがあります。
特に掃除をしていないと臭いがひどくなったりします。
ここでは、洗濯機の臭いの原因と対策について、ご紹介します。
洗濯機の主な嫌な臭い4選
洗濯機の臭いには以下の4つがあります。
◇カビ臭い
洗濯機は洗剤を入れて使っているから、洗濯槽はきれいだと思っている人は、
案外多いのではないでしょうか。
しかし、洗濯機のドラムに開いた穴や洗剤の投入口などは、
汚れがたまりやすく臭いの元となります。
また、洗濯槽の裏側には汚れがついており、
そこにカビが生えてカビ臭い臭いが発生することも多いのです。
◇洗剤臭
洗剤や柔軟剤の中には、香りの強いものがあります。
これらの臭いも、決して気持ちのいいものではありません。
また、洗剤臭がカビや雑菌と混ざると、なお一層不快な臭いになります。
◇下水臭
洗濯槽から下水の臭いがするのは、
洗濯機の排水ホースがつながった先の下水管から、異臭が上がってくるのが原因です。
下水管は下水の臭いを通さない仕組みになっていますが、
それでも下水管内の臭いが上がってくることがあります。
◇生臭さ
洗濯機から生乾きの雑巾のような異臭がすることがあります。
これは、洗濯槽で繁殖するマイコバクテリウムという雑菌が原因で発生する、
硫黄化合物が原因です。
この細菌は湿気・温度・栄養が揃うと急激に繁殖します。
臭い対策をするには?
では、これら4つの臭い対策はどうすればいいのでしょうか。
◇カビの臭いの対策
洗濯槽の裏側は湿気が多いため、常にカビが発生しやすい状態です。
特に、風呂の残り湯を使っていたりすると、なおさらカビが繁殖することになります。
洗濯に残り湯を使う場合は、除菌ができる洗剤を使うとかなり改善できます。
どうしてもカビの臭いが取れない場合は、
市販の酸素系漂白剤で洗濯槽を洗浄すると効果があります。
◇洗剤臭の対策
洗剤臭が気になるなら、洗濯槽の洗浄をするのもひとつの方法ですが、
洗剤や柔軟剤の量を減らすのも改善方法としておすすめです。
また、香りのない洗剤や柔軟剤に替えるのもいいでしょう。
洗濯物の生乾きによる臭い対策が必要なら、
色落ちしない酵素系漂白剤を使う方法もあります。
◇下水臭の対策
洗濯機の排水ホースをつなぐ下水口の先には、
通常排水トラップと呼ばれる水のたまった部分があります。
この水のおかげで下水の臭いが上がってこないのですが、
まれに排水トラップがついていない下水口があります。
排水トラップがなければ、ホームセンターなどで購入することができますが、
取り付けにはある程度技術が必要となります。
説明書などを読んでできそうになかったら、洗濯機を買った店に相談するか、
リフォームなどの業者に依頼するほうが無難かもしれません。