洗濯機のかさ上げを自分でやるにはどうすればいい?

防水パンと洗濯機の隙間を開けるための作業である洗濯機の「かさ上げ」は

業者でないとできないイメージがありますが、DIY感覚で自分でも行う事も可能です。

洗濯機のかさ上げのメリットなどと合わせてかさ上げ方法をご紹介しましょう。

 

 

洗濯機のかさ上げとは何か?

 

 

「洗濯機のかさ上げ」とは洗濯機の足の高さを上げる作業を差します。

 

通常、洗濯機は「防水パン」と呼ばれる排水ホースを入れる穴の

ついた大きな受け皿のような場所の上に設置します。

この防水パンと洗濯機の間が狭いと排水ホースの接続が不安定となり、

 

洗濯機を使った時に排水ホースが外れやすくなって水漏れの原因となったり、

 

排水ホースが洗濯機に押しつぶされて破損したりなど、

見えないところで排水トラブルが発生する可能性があります。

 

これらの不具合を解消するために、

防水パンのかさ上げ台やブロックなどを置き、隙間を作ってかさ上げをするのです。

 

 

洗濯機のかさ上げをするメリット

 

洗濯機のかさ上げをすると以下のようなメリットがあります。

 

・排水ホースが簡単に取り付けられる

洗濯機のかさ上げをして防水パンと洗濯機の隙間を作る事により、

排水ホースの取り付けが簡単になります。

 

狭いとどうしても手探りになってしまいますが、

排水口を確認しながらしっかりと取り付けられるので、

排水ホースの破損や水漏れなど後々の排水トラブルを防ぐ事が可能となります。

 

 

・防水パンの掃除ができる

洗濯機のかさ上げでの最大のメリットは防水パンの掃除ができる事にあります。

防水パンはこぼれた洗剤や水アカなどが発生しやすく、

放置するとカビや異臭の原因にもなります。

 

かさ上げをしてスペースを作れば掃除がしやすくなりますので、

カビやニオイを元から断つ事ができます。

 

防水パンだけでなく排水ホースも掃除しやすいので洗濯機周りが

いつでも清潔に保たれます。

 

 

 

・騒音を抑える効果がある

洗濯機は安定しないと排水時や脱水時に大きな音を発する場合があります。

集合住宅の場合、洗濯機の騒音は特に配慮しなければ行けない点なので、

騒音対策も必要となります。

 

かさ上げをする際に下に防振マットを敷いたり、防音効果のあるゴム製のかさ上げ台を使用する事により騒音が抑えられるのです。

 

かさ上げを自分で行う場合に防音効果対策も試してみてください。

 

 

洗濯機のかさ上げをする方法

 

洗濯機のかさ上げはかさ上げ台だけ揃えれば簡単に実施できます。

かさ上げ用のパーツはホームセンターなどで売っていますので防音付きのもの、

安定に特化したものなどお好みのものを選んでください。

かさ上げの方法は以下の通りです。

 

洗濯機を空の状態にする

誤作動を防ぐ為に洗濯機の電源オフにしておく

洗濯機を持ち上げ、四隅にある洗濯機の足の下へかさ上げのパーツを置いていきます

水平器がある場合は水平かどうか計測しましょう

試しに起動してみて振動で動いたり、排水ホースに問題がなければ完成です。

 

100円ショップなどでパーツを揃えることを推奨しているケースもありますが、

間違いのない安定感を得たいなら

市販の「かさ上げ台」購入することをおすすめします。