掃除機でゴキブリを吸い取った後はどうすればいい?
カサコソと動き回る黒い物体を思わず掃除機で吸い込んでしまって
その処置に困り途方にくれる。
そんな経験をされた方も多いと思われます。
掃除機で吸い込んでしまったゴキブリは生きているの?
死んでいるの?
吸い込んでしまったその後の対処法をご紹介します。
掃除機でゴキブリを吸い取った後の対処
掃除機でゴキブリを吸い取ってしまった後の対処は
「速やかに処理をする」ことが先決です。
あらかじめスーパーのゴミ袋などを用意し、掃除機の紙パックを取り出します。
そのまま紙パックをゴミ袋に入れて密閉しすぐに捨てましょう。
衝撃で死んでいるんじゃないか、
ほっておけば餓死するんじゃないかと淡い期待を抱いて
そのまま放置したい気持ちはわかりますが、
ゴキブリにとって掃除機の紙パックの中は天国です。
適度な温度と湿度、目の前には普段からエサとしている食べかすやホコリが山積み。
吸い込んで弱るどころか、ますます元気になってしまいます。
自力で外に這い出すならまだしも、
万が一お腹に卵を抱えたメスだった場合、もしくは卵も一緒に吸い込んでいた場合、
好条件の中で繁殖してしまうことになるのです。
そんな事態を避けるためにも掃除機でゴキブリを吸い取った後は
速やかに処理をすることをおすすめします。
掃除機に殺虫剤などを吸わせてはいけない
ゴキブリを掃除機で吸い込んだあと、
掃除機に直接殺虫剤をふりかけてしまう人もいます。
殺虫剤のほとんどは可燃性ガスであることが多く引火しやすい事が特徴です。
それが原因で掃除機が故障したりモーター部分が発火する恐れなどもあります。
掃除機に殺虫剤を吸わせることは絶対にやめましょう。
どうしても殺虫剤を使うなら、紙パックを取り出し、
レジ袋などに紙パックを入れてから一気に噴射させ、
きつく縛って密閉させるとより効果的です。
心配ならばレジ袋を2重3重にすると言う手もありますのでお試し下さい。
掃除機でゴキブリを吸うと死ぬ?死なない?
掃除機で吸った場合ゴキブリは死ぬのでしょうか?
死なないのでしょうか?
紙パックの掃除機で吸い取った場合ほぼ確実に生きています。
ゴキブリの体は想定以上に丈夫に進化しており、
ちょっとやそっとの衝撃ではビクともしません。
しかも吸い取られたあとの紙パックの中はゴキブリにとって最適な環境です。
紙パックの場合はほぼ間違いなく生きていると言えましょう。
その場合は紙パックを取り出して処理をします。
一方でサイクロン方式で吸い取った場合、
ゴミと一緒に粉砕される可能性が高いのでゴキブリは死んでしまいますが、
その後の掃除機のお手入れに手間が掛かってしまうので、
ゴキブリの殺傷能力があるとはいえど
サイクロン方式で吸い取ることはおすすめしません。
掃除機でゴキブリを吸うと一時的に姿が見えなくなるので安心できますが、
その後のこともきちんと考えて速やかに適切な処置をしてください。