今、郊外がアツい!西東京最大の都市、立川の魅力に迫る!

みなさん、立川という街をご存知ですか?

立川と言えば東京23区ではないものの、東京の中で今最もアツい街といっても過言ではないでしょう(筆者の個人的な見解ですw)。
中心エリアのJR立川駅周辺は西東京最大の繁華街が形成されており、駅ビルやデパート、専門店が立ち並んでいます。

駅の乗降客数も年々伸びており、コロナ禍前の2019年度には*337,024人に達しました。

また、コロナ禍以降の2021年度も多少減少はしましたが*261,640人であり、これはJR東日本の駅全体では**13位であるほか、東京都内では23区以外のJRの駅では最大です。
*国土数値情報(駅別乗降客数データ)
**JR東日本 各駅の乗車人員

さらに、近年立川は駅前のみならず、駅から離れた場所でも開発が進んでいて、様々な施設が建設されています。

今回はそんな魅力あふれる立川を徹底的にご紹介します!

住みやすさ

1つ目にご紹介する魅力ポイントは、住みやすさです。

「え?立川ってそもそも安全に住めるの?」
「昔アメリカの基地があったし、競輪場とかもあって、ちょっと怖いな。」

確かに昔の立川のイメージを持っている人は、かつて米軍基地があったことなどから、駅周辺の治安を心配する方も多いと思います。

また、競輪場や競馬の場外馬券売り場もあり、ギャンブルの街として認識している人もいるでしょう。

実際、ちょっと前までは少し危ないと感じるような場所もありましたが、今は駅前の再開発が進んだことからそういった場所の取り締まりも厳しくなったため、とても住みやすく安全な街になっています。

筆者が子供の頃は、立川は子供だけで遊びにいっては行けない街などと言われていたそうですが、今はファミリー層もとても多く、駅前は若者だけでなく家族連れもたくさん見かけます。
(筆者自身は子供の時から立川を危ない街だと思ったことは一度もなかったのですがw)

また、都心から少し離れていることもあり、駅前の繁華街とは裏腹に家賃の平均価格は*1Kで8.3万円、1LDKで13.6万円と都心に比べると安く、コスパが高いのも魅力の一つです。
*SUUMO 立川駅(東京都)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場情報

周囲には国営昭和記念公園をはじめ、たくさんの公園があり、緑も多いため子育てにも最適です。

また、後ほどご紹介しますが、立川は福祉がとても充実しており、近年では都心から移住してきている人も増えています。

利便性

次に、利便性についてご紹介します。

冒頭でも少し書きましたが、JR立川駅周辺は駅ビルやデパートなどがたくさんあるため、わざわざ都心に出かけなくても欲しいものは大抵買うことができます。

また、立川駅には中央線、青梅線、南武線と3路線が通っているほか、立川駅から徒歩圏内にある立川北駅と立川南駅には多摩モノレールが通っています。

中央線といえば東京の大動脈であり、新宿や東京へ乗り換えなしで行けるほか、立川は駅が大きくJRの中でも主要駅のため、快速のほかに中央特快や青梅特快も停車するため、新宿へは25分程度、東京駅にも40分程度で行けてしまいます。

反対方面に乗車すれば、高尾山へも一歩で行くことができ日帰りハイキングが楽しめるほか、青梅線に乗れば御嶽山や奥多摩など、自然豊かな場所へのアクセスも便利です。

また、南武線に乗れば武蔵小杉か川崎で乗り換えれば横浜へも1時間以内で行けてしまうほか、立川駅は特急電車が止まり、山梨や長野にも気軽に行くことができます。

このように立川は駅前が栄えていて便利なだけでなく、交通のアクセスも良いため都会から自然豊かな山間部までと、様々な場所へ気軽に行けてしまうのも魅力ポイントなのです!

駅前以外の開発

次にご紹介するのは、駅前以外の開発です。

立川は駅前の繁華街が有名ですが、実はここ数年、駅前以外の地域でも次々と開発が進んでいるのをご存知でしょうか?

今回はその中でも今注目されているスポットをご紹介します。

①GREEN SPRINGS

1つ目にご紹介するのは、GREEN SPRINGSです。

GREEN SPRINGSは、ウェルビーイングをテーマに、レストランやカフェ、雑貨屋などの商業施設のほか、オフィスやホテルなどから構成される複合商業施設です。

2020年4月というコロナ禍真っ只中のタイミングにオープンしたため、当初は人もテナントの数も少なく、筆者としては今後大丈夫なのかと正直心配していましたが、今はコロナも治まり、日夜多くの人で溢れかえっています。

週末には家族で楽しめるイベントがたくさん開催されているほか、隣接するTACHIKAWA STAGE GARDENは、2,500人収容可能な大規模ライブエンタテインメントホールで、これまでにもモーニング娘。をはじめとするHello! Projectのアイドルのライブや歌舞伎公演、ミュージカルなど様々なライブイベントが開催されています。

GREEN SPRINGSは、立川駅から徒歩10分以内で行くことができ、立川の新たなランドマークとして注目されています。

②ららぽーと立川立飛

2つ目にご紹介するスポットは、2015年12月にオープンしたららぽーと立川立飛です。

総面積154,000平方メートルのこちらの施設には約240店舗の専門店が出店し、週末はもちろん、平日にも若者や家族連れが多く訪れています。

建物の前には子供が楽しめる遊具が設置された広場もあり、夏には噴水が出て水浴びしている子供たちも多く見かけます。

ららぽーと立川立飛は立川駅からは少々離れていますが、多摩モノレールで2駅先であり、モノレールと徒歩を合わせれば駅から10分程度でアクセス可能です。

③IKEA立川

3つ目にご紹介するスポットは、2014年7月にオープンしたIKEA立川です。

IKEAはスウェーデン発祥の家具屋で、当時、東京都内では初の出店であり、これまではIKEAは南船橋か新三郷に行かなければなりませんでしたが、立川にオープンしたことにより、都心からも多くの人が訪れています。

広々とした店内にはおしゃれな家具がこれまたおしゃれに展示されており、行くだけでワクワクしちゃうのもIKEAの魅力ポイントですね!

④その他施設

今ご紹介した施設以外にも様々な施設が立川にはある、あるいは建設中であり、その中でも特に注目されているものをいくつかをご紹介します。

アリーナ立川立飛

2017年10月にオープンしたスポーツ施設であり、コート以外にも会議室の利用が可能です。

アリーナ立川立飛にはオープン当初から2022年まで、Bリーグのアルバルク東京が本拠地である国立競技場の耐震補強工事の関係でホームアリーナとして利用していたほか、現在もB3リーグの立川ダイスや、Fリーグ(日本フットサルリーグ)の立川アスレティックFCが、本拠地として使用しています。

そのほかにも2018年には有明テニスの森の改修工事に伴い、「東レ パン パシフィック オープンテニストーナメント 2018」が開催されるなど、著名な大会も数多く開催されています。

MAO RINK(2024年秋オープン予定)

MAO RINKは今年秋のオープンに向けて、ららぽーと立川立飛の隣に建設中のスケートリンクであり、フィギュアスケーターの浅田真央さんが関わっています。

名前もMAO RINKと自身の名を冠しており、通年スケートが可能です。

施設内には1,000人分の観客席を備えた国際規格のメインリンクのほか、サブリンクを整備する予定です。また、トレーニング室やレストランに加え、浅田さんの現役時代の衣装やメダルなどを展示するギャラリーなども設けることが発表されています。

また、メインリンクではアイスショーやスケート教室が開催されるほか、トップスケーターを育てるアカデミーでは、浅田さん自らが指導も行われる予定です。

災害対策

次にご紹介するのは、災害時における対策とその安全性です。

実は立川市内には内閣府の「災害対策本部予備施設」が設置されています。

本来は地震などの災害や有事等が発生すると、首相官邸に緊急災害対策本部が設置されます。

しかし、万が一首都直下型地震などが発生し、都心が壊滅状態になり機能不能になってしまった場合、立川に緊急災害対策本部が設置され、首相官邸の代わりの役割を果たします。

厳密には、首相官邸が機能不能になった場合、まず内閣府が入る霞ヶ関の中央合同庁舎8号館に緊急災害対策本部が設置され、そこも機能不能な場合、今度は市ヶ谷の防衛省に設置されます。そして、防衛省も機能不能の場合に立川に設置されます。

(ちなみに立川も機能不能の場合、ほかに緊急災害対策本部が設置可能な場所というのはないそうです。。)

こういったこともあり、立川には災害対策本部以外にも様々な施設が設置されています。

同じ敷地内には警視庁、東京消防庁、海上保安庁の拠点が存在します。

また東隣には災害医療センター、西には陸上自衛隊の駐屯地とその滑走路があり、近隣には災害時の職員宿舎もあるため、災害対策が万全に取られた街と言えるでしょう。

さらに、立川は都心に比べて標高が高く地盤も頑丈なため、地震の際は津波の危険性も低く、安全性が高い街です。

充実した福祉

最後にご紹介するのは、立川市の福祉です。

意外と知られていないのですが、立川市は福祉が非常に充実しており、様々な世帯が立川に引っ越してきています。

例えば、シングルマザーやシングルファザーに対する福祉制度「ひとり親家庭支援」では、小中学生以下の子供がいるひとり親家庭で、一時的に生活援助・子育て支援が必要な時、就業・自立のために必要な時にホームヘルパーを派遣する「ひとり親家庭のホームヘルプ事業」があります。

他にも「母子家庭及び父子家庭高等職業訓練促進給付金」あるいは「母子家庭及び父子家庭自立支援教育訓練給付金」など給付金制度も充実しており、もらえる期間に上限などはありますが、期間中は毎月支給されます。

他にも障害者福祉なども充実しており、様々な福祉サービスが提供されているため、一般的な生活が困難な人でも安心して暮らすことができるのも立川の魅力です。

まとめ

立川と聞くと、かつての基地の街の名残や競輪場などがあることから、治安が悪いというイメージを持つ人は依然として多いです。

ただ、実際は買い物や交通において便利なだけでなく、日常生活もとてもしやすく、緑豊かで綺麗な街であることが理解できたのではないでしょうか。

魅力あふれる街、立川。

もしまだ来たことがない方はぜひ一度遊びに来てみてくださいね!

立川市出身、品川区在住の筆者より