4人で行う花札のルールとは

ゲームは人数が多ければ多いほど、楽しく盛り上がるものです。

花札は2人で行うのが基本ですが、もっと多くの人数でも遊ぶことができます。

ここでは、4人で遊ぶ花札のルールについて見ていくことにします。

 

 

親の決め方(4人ver)

 

親の決め方は、裏返しにした札を4人で1枚ずつめくって、

一番早い月を引いた人が親となります。

 

もっと簡易にジャンケンなどで親を決めることも多いようですが、

正式にはこのようにして親を決めます。

 

 

花札の配り方(4人ver)

 

4人で花札をやる場合は、それぞれ4人が手に5枚ずつ札を持ち、

場に8枚置くのが通例です。

 

しかし、手札を7枚、場に6枚置くやり方もあります。

 

札を配るのは親の役目ですから、札をよく切って必ず裏向きにして配りましょう。

 

配り終わって残った札は、場に積んで山札にしてください。

 

ここまで済んだら山札から札を8枚めくり、表向きにして場に置きましょう。

 

このとき、もし同じ月の札が3枚以上あったら、

その同じ月の札を全部戻して別の札を出してください。

 

ゲームは、親から右回りにスタートします。

 

このとき、手札は相手に見えないように持ちますが、

取った札はみんなに見えるように表向きにして手元に置きましょう。

 

 

◇手札と同じ月の札があったら

 

場の札を取って手札と同じ月の札があったら、その札を取ることができます。

 

このとき、場に同じ月の札が2枚あったら、好きなほうの札を取ることができます。

 

札を取ったら、今度は山札から1枚めくって表向きにして場に出します。

 

このとき、めくった札と同じ月の札が場にあれば取ることができます。

 

しかし、めくった札が場札と一致しなければ、

それは捨て札となって場札の1枚として扱われます。

 

あとはこのやり方で、ひとりずつ順場に回っていきます。

 

この繰り返しで、4人の手札がなくなったらゲーム終了です。

 

 

得点の精算方法(4人ver)

 

ゲームが終わったら、それぞれ獲得した札の点数と役の点数を合計しましょう。

 

出来役があれば、他の3人から所定の点数を受け取ることができます。

 

もし複数の人に出来役があれば、それぞれ精算することになります。

 

その結果合計点数が一番多い人の勝ちとなり、勝った人が次のゲームの親となります。

 

ちなみに、役の得点は以下のとおりです。

 

・五光(200点)

・四光(60点)

・三光(30点)

・雨四光(40点)

・月花酒(30点)

・花見で一杯(20点)

・月見で一杯(20点)

・猪鹿蝶(30点)

・表菅原(大三)(30点)

・赤短(30点)

・青短(30点)

・草短(30点)

・ぶっく(80点)

 

※花札は地域によって微妙にルールが違いますので、

必ずしもこの点数になるとは限りません。