炊飯器の寿命は何年??買い替え時期などを知りたい方向け
日本人の食卓に欠かせない「ごはん」の為にある炊飯器。
毎日おいしいご飯を炊いてくれる炊飯器の寿命はいつなのでしょうか?
炊飯器を買い換えるタイミングにもなる故障のサインと合わせて見てみましょう。
炊飯器の寿命は?
炊飯器の寿命は、メーカーや製造された年代、ロットなどにも差がありますが、
概ね3年~6年、最大で10年ぐらいと言われています。
外側の劣化や機械の故障などに目が行きがちですが、
実は炊飯器の寿命は「内釜の劣化」に影響されます。
炊飯器の内釜はとても優秀なパーツです。
いくつもの層でコーティングされている多層釜、
ご飯の美味しさに特化した炭素釜、土鍋釜など、
おいしいご飯を炊くために各メーカーが心血を注いで開発しています。
内釜はデリケートな部分でもあり、例えば内釜にお米を入れてそのまま研ぐのは、
どのメーカーもNGとしています。
炊飯器の寿命が近づくと、まず内側のコーティングがはがれ始めます。
コーティングは剥がれた状態でご飯を炊き続けると、
温度センサーが反応しなくなり炊きムラがあったり、
ご飯が生炊きだったりと日々の食生活に影響をもたらしかねません。
内釜だけでも売っていますので内釜をだけでも交換するという手段もあります。
炊飯器の故障のサイン
炊飯器の故障にはいくつかのサインがあります。
サインを見極めて買い替えのタイミングとして下さい。
・ごはんが生炊き
きちんと水加減をしたのにご飯に芯が残っていたり、
ご飯が生炊きだった場合は故障を疑いましょう。
内釜のコーティングが剥がれて温度が感知していないか、
炊飯器そのものに寿命がきている可能性があります。
・ごはんが臭う
炊きあがったご飯から傷んだような臭いがする場合は炊飯器の劣化が考えられます。
炊飯器の内側に溜まった汚れやごはんの残りが腐敗し、
それが炊き上がりの水蒸気と一緒に釜の中を循環している可能性があるからです。
炊飯器の清掃を行ってもまだ臭う時は故障かもしれません。
・炊飯時に異常音がする
炊飯器がご飯を炊いている時に、
機械の唸るような音や加熱時に駆動音が大きくなる場合は中の部品や
機械が劣化している可能性があります。
故障、もしく寿命の可能性が非常に高いので、
念のため修理に出すか買い替えをおすすめします。
炊飯器の買い替え時期とは
寿命や故障のタイミングを踏まえると
炊飯器の買い替え時期をまとめると以下の通りとなります。
・購入してから3年~6年ぐらいの間
・内釜が壊れて温度センサーが読み取れなくなったとき
・ごはんの味や臭いに違和感を覚えたとき
・炊飯時に異常音を発したとき
寿命を迎えなくても「美味しくご飯が炊ける炊飯器が発売されたから」という理由で
寿命前に炊飯器を買い替えるこだわりの人以外は、
寿命や故障が買い替えタイミングとなっているようです。
故障か寿命か迷った場合、まずはメーカーのサポートセンターへ問い合わせるか、
購入した家電量販店などに持ち込んでみましょう。
炊飯器を長持ちさせるためには
説明書通りに丁寧に扱うことがポイントです。
毎日美味しいご飯を食べるためにも炊飯器は大切に取り扱ってください。