ドローンの大会って何をするの?
近年盛り上がりを見せているドローンスポーツ。
ドローン同士の手に汗握る迫力の空中戦は、ドローンに詳しくなくても見入ってしまうのではないでしょうか。
また、競技向けに自分のドローンに使われているパーツを全てカスタマイズできるのも魅力です。
しかし実際にはどういった場所で行われているのか、どんなルールで勝敗が決まるのかなど、あまり詳しくない方にはピンとこないのも現実ですよね。
そこで今回は、ドローンスポーツの大会で行われる競技の内容や、ドローンスポーツの始め方などをご紹介します。
ドローンスポーツの競技内容は?
一口に「ドローンスポーツ」と言っても、その競技内容はさまざまです。
今回はその中でも代表的な3つの競技について、それぞれ解説します。
ドローンレース
その名の通り、ドローンを使って飛行技術や機体性能を競い合う競技です。
アメリカ、ヨーロッパ、オーストラリアなど世界中で開催されており、近年では日本でも開催され盛り上がりを見せています。
動画投稿サイトやテレビ番組などでもレースの様子が公開されるなど徐々に認知度は高まっていますが、大会によって細かい違いがあるなどの問題から、ルールの統一が期待されています。
また、日本の場合は電波法や航空法の問題により、その技術が世界水準から遅れていること、さらに海外選手に参加してもらうのも厳しい現実があります。
まだまだ発展途上のためすぐに解決することはないのかもしれませんが、少しでも早く世界に追いつけるよう問題の解決が期待されています。
ドローンサッカー
球状のプラスチックフレームに覆われた専用ドローンボールを操縦し、相手ゴールを目指して戦う競技です。
ドローンサッカーは韓国が発祥のドローンスポーツで、個人戦ではなく5人1組のチームで戦うことから、仲間との連携や作戦が重要になります。
より相手のゴールをくぐった人数が多いチームが勝ちとなるため、参加者は相手ゴールを目指すと同時に自軍のゴールをくぐられないよう守備をする必要があります。
一瞬の駆け引きや細かい操縦技術が勝敗を分けるエキサイティングさも人気の理由かもしれませんね。
また、コミュニケーションが重要な競技であることから、学生のサークルや地域のコミュニティなどでの開催も期待されています。
ドローンファイト
ドローンを操縦し、机の上に置かれた風船や標的機体に付けられた風船を割って競い合うドローンファイト。
日本が発祥のドローンスポーツで、どちらが先に風船を割るかというシンプルなルールであることから、参加ハードルがとても低いのもおすすめポイントです。
また、風船を割る際に必要な針はドローンの機体側ではなく風船側に付いているため、ケガの心配もなく気軽に楽しめますよ。
必ずしも広い場所が必要ということはないため、ご家族でご自宅でも楽しめるのも嬉しいですよね。
ドローンを使った競技としては入りやすい、みんなで盛り上がれる競技です。
ドローンスポーツの参加方法は?
ドローンスポーツの始め方は、大まかに分けると以下の3つになります。
・地域のドローンコミュニティに参加
・ドローンイベントに参加
・ドローンスポーツの各協会へ問い合わせ
地域のドローンコミュニティというのは、ドローン愛好家などが立ち上げたチームやクラブのことです。
まずは身近なところで探してみて、無理なくドローンを楽しむところから始めてみてはいかがでしょうか。
次にドローンイベントですが、こちらは競技内容の詳細を聞いたり、体験コーナーに参加できたりできます。
ネットなどで情報を集めるより、よりリアルなドローンスポーツに触れるチャンスですので、ぜひ参加してみましょう。
最後はドローンスポーツを管轄する各協会に直接問い合わせる方法です。
大会やイベントなどの正確な情報が手に入るため、勇気を出してみるのも1つの方法ですよ。
ちなみに問い合わせに関しては以下の通り競技ごとに管轄が違うため、注意してくださいね。
- 日本ドローンファイト協会(ドローンファイト)
- 日本ドローンサッカー連盟(ドローンサッカー)
- 一般社団法人日本マルチコプター協会(ドローンレース)
おわりに
今回はドローンスポーツについてご紹介しました。
ドローンスポーツの良いところは、他のスポーツ競技と違い年齢性別や身体能力に関係なく参加できるところです。
ドローンレースであれば純粋な操縦技術、ドローンサッカーやドローンファイトであればチームプレイなど、誰でも気軽に始められ、誰が勝つか分からない部分も魅力的なのではないでしょうか。
さらに競技によってはワールドカップが開催されていたり、海外の大会では賞金が1億円を超えるものも開催されていたりなど、今後のさらなる盛り上がりに注目が集まっています。
興味がある方は、ぜひこの機会にドローンスポーツを始めてみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。