ドローンショーの見どころは?
近年ますます注目が集まっているドローンショー。
企業PR、イラスト、ロゴ、アニメーション、QRコードなどを光で表現する、まさに近未来的なエンターテインメントイベントとして盛り上がりを見せています。
しかし、実際にドローンショーを見たいと思ってもどこでやっているのか、具体的に何をするのかまでは分からないという方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、ドローンショーの見どころや、どんな場所で開催されるのかをご紹介します。
ドローンショーとは?
ドローンショーとは、LEDライトを搭載したドローンを数百機から数千機を飛ばし、上空に先述のようなアート作品を作り出すイベントです。
空に描くアート作品といえば花火や航空ショーをイメージされる方も多いかもしれませんが、ドローンを使うことで花火や航空ショーのように煙や音がなく開催できます。
発光しながら飛行するため、静止したイルミネーションだけでなくアニメーションのように動かすことも可能です。
また、花火などと比べると風や雨といった天候の変化を受けにくいため、開催しやすいところも主催者側としては嬉しいポイントなのではないでしょうか。
さらに、ドローンはGPSやプログラミングにより自動で制御されるため、操縦者などの人員を削減できるというのも現代的ですよね。
鮮やかな美しさと環境に配慮した部分が、ドローンショーの魅力です。
ドローンショーってどこで見られるの?
ドローンショーは、現在ではドローン単体で見られるイベントと言うより、他のイベントとのコラボレーションで開催されることが多いのが現状です。
ここからは具体的にどういった場面で開催されるのか、どこに行けば見られるのかを解説します。
花火大会
ドローンショーと花火との違いは先述したとおりですが、実は同時に開催すると非常に相性が良いことでも知られています。
大迫力の花火と、正確な動きで光を発するドローンがコラボレーションすることで、それぞれの魅力に相乗効果が生まれます。
アナログとデジタルが融合した芸術作品は、今後日本の夏を盛り上げる新たなイベントとして進化していくことまちがいなしです。
スポーツイベント
スポーツイベントを盛り上げる演出としても、ドローンショーはピッタリです。
記憶に新しいところでは、2021年に開催された東京オリンピック2020の開会式で、約2,000機のドローンを使ったドローンショーが注目を集めました。
また、2022年のカタールW杯開会においてもドローンによる空の芸術が生まれるなど、日本のみならず世界でもドローンショーが開催されています。
ドローンイベント
ドローンの大会やイベントなどを盛り上げる目的でもドローンショーは開催されます。
大会などはドローンの機能性やスピード感といったエキサイティングな部分がフィーチャーされるため、ドローンショーの華やかさはまた違った魅力の発見になるかもしれませんね。
ドローンショーがイベント全体を盛り上げることで、ドローンを見にきた方にとっては大満足の1日になるのではないでしょうか。
企業の宣伝
こちらも先述しましたが、企業のPRにドローンショーが使われることも増えてきました。
さまざまな企業が新製品を発表するためにドローンショーを開催したり、コンサートなど大きなイベントのオープニングとして開催されたりなど、活躍の幅を広げています。
見た目の派手さだけでなく正確さも重要になるため、PRしたいことを正しく空に描いてくれるドローンショーは、企業やイベントの宣伝にぴったりです。
おわりに
今回はドローンショーの詳細や開催場所について解説しました。
今後もドローンの進化とともにドローンショーもさらに認知度が上がっていきそうですよね。
現在ではほとんどが自動操縦ですが、高い操縦技術を持つ方が増えてくれば、手動によるより複雑な飛行による芸術が生まれるかもしれないため、目が離せませんよ。
ただ、その反面日本はドローンに関する法整備がまだ未完成なため、今後の課題が残っていることも事実です。
さらに、ドローンはバッテリーの影響から飛ばせる時間が制限されているため、ドローンショーも短い時間しか開催できないという側面もあります。
今後さまざまな開発や議論が進み、「カーボンニュートラル型の花火」とも呼ばれる環境にも優しいドローンショーが、将来エンターテインメントの中心になっていく世の中になってほしいですよね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。