3人で行う花札のルールとは
花札は2人で遊ぶのが基本と思われがちですが、
3人でもそれ以上でも遊ぶことができます。
ここでは、3人で遊ぶ花札のルールについて見ていくことにします。
花札・親の決め方(3人ver)
花札はまず、ゲームをする前に親を決めるところから始まります。
親を決めるには、裏向きになった札を1枚ずつめくって、
月の早い札を引いた人が最初の親になります。
花札の配り方(3人ver)
花札を配るのは親の役目です。
48枚の札をよく切って、札の山の上から適当なところで子にカットしてもらいます。
これは、適当な枚数を子に取ってもらうということです。
子が取った札は場の中央に置かれます。
さらに親は、自分の手に残っている山の一番上から4枚を裏にしたまま子に渡し、
続けて自分用に4枚取ります。
それから場にも4枚出しますが、このときは札を表にして出します。
これを2回繰り返すと、親も子もそれぞれ手持ちの札が8枚、
場にも8枚置かれている状態になります。
親が持っていた山の残りは、場の山の上に乗せます。
ここまでは2人でプレーするときの札の配り方で、いわば基本の配り方です。
3人でプレーする場合は、それぞれの手持ち札を7枚にして、
場に6枚置くようにしましょう。
ここまで準備できたら、いよいよゲーム開始です。
花札ゲームの進め方(3人ver)
配られた札を手に持って、種類ごとに揃えましょう。
ゲームが始まったら、親から順に手持ちの札を1枚場に置きます。
このとき、場の札と同じ種類であれば、2枚とも自分で取ることができます。
次に場に置いた山の中から1枚めくって、場に置きます。
そして、場と同じ札が出れば2枚とも自分のものになります。
親がここまで進んだら、次は子が同じことを繰り返します。
ゲーム中に自分が取った札は、それぞれ自分の前に並べておきましょう。
並べ方は自由ですが、右からカス札、短冊札、タネ札、
五光札の順番で並べるとわかりやすいです。
プレーを続けていき、手札がなくなる前に出来役ができれば、
ゲーム終了を宣言することができます。
しかし、もっといい役ができそうなら、
「こいこい」と言ってゲームを続行することも可能です。
この繰り返しで12回戦まで行うのが、一般的な花札の遊び方です。
点数・得点の清算方法(3人ver)
花札を3人でやると、
自分の得点 = 「(札の得点の合計 – 88) + 自分の役の得点×2 – 他の2人の役の得点の合計」となります。
わかりやすく言うと、役ができたらその分の点数をみんなから札でもらうわけです。
要するに、ゲーム終了時に役ができていたら、
その分の点数を他の人から徴収すればいいのです。
ちなみに、三人の場合は「264÷3=88点」を基点として算定します。
初めのうちはわかりにくいかもしれませんが、慣れた人とゲームしているうちに、
自然と覚えますから心配することはありません。