2人で行う花札のルールとは
花札は、昔からある日本独自のカードゲームです。
花札は3人以上でも遊べますが、2人で遊ぶのが基本となります。
ここでは、2人で行う花合わせの遊び方のルールを解説します。
親の決め方(2人ver)
裏向きにした札を1枚ずつめくって、
月の早い方の札をめくった人が最初の親となります。
先攻後攻を決めるだけなので、ジャンケンやサイコロを使ってもいいのですが、
花札の基本に従いましょう。
花札(こいこい)の配り方(2人ver)
花札には、トランプゲームと同じように、
ゲームを面白くするためにさまざまなルールが設けられています。
花札は2人での対戦が基本ですが、これを「こいこい」と呼んでいます。
こいこいでは、12季節4種類=合計48枚の札が使われます。
花札では、出来役の点数の合計で勝敗が決まりますので、
いい役を作ることが勝つための秘訣となります。
花札(こいこい)の進め方(2人ver)
花札では、最初に親を決めます。
裏向きにした札から1枚ずつ引いて、早い月の札を引いた人が親になります。
月が同じだったら、札の点数が高いほうを親としますが、
点数も同じだったら再度引き直します。
親が決まったら札を配ります。もちろん、配るのは親です。
配り方は、札を裏向きにして自分に8枚取り、次に子に8枚取って場に8枚置きます。
場の分は表向きに置きますが、残った札は裏向きにして積んでおきます。
ゲームが始まると、親と子が交互に札を出していきます。
場に同じ季節の札があれば、その札と自分が出した札を取ることができます。
この繰り返しで取り札を増やしていき、
手札がすべてなくなる前に役ができたほうの勝ちとなります。
役ができても、もっと点数の多い役ができそうなときは、
「こいこい」と言えばゲームを続行できます。
しかし、こいこいを宣言したあとに相手が役を作ってゲーム終了となった場合は、
相手に倍の得点が加算されます。
勝てそうだからと気を抜くと、最後に大どんでん返しが待っているかもしれません。
このように、最後まで勝敗の行方がわからないのも、
花札の魅力のひとつといえそうです。
得点の清算方法(2人ver)
花札は基本的に12回対戦して、合計点の多いほうが勝ちとなります。
主な札による得点は以下のとおりです。
・光札(20点)
・タネ(10点)
・短冊(タン)(5点)
・カス(1点)
ただし、「手四」(同じ月が4枚ある)は6点となり、
「くっつき」(同じ月が2枚ずつ4組ある)場合は6点となります。
また、菊に盃は、10点札でもカス札としても通用するなどといった、
特殊なルールもあります。