洗濯機のカビはどうやって掃除をするの?
毎日忙しく回っている洗濯機の裏側には、
カビの棲家となっているのをご存知でしょうか?
洗剤や時には漂白剤も入れているのだから洗濯槽は汚れないと思われがちですが、
洗濯物の糸くずや石鹸かすなど、
カビにとって快適な環境であることは意外と知られていません。
洗濯機を快適に使う為にも洗濯槽の掃除方法とカビの撃退方法をまとめてみました。
洗濯機のカビを掃除すべき理由
洗濯物を干す時に服に黒いゴミがついている、
洗ったはずなのに異臭がするという時は
洗濯槽の裏にカビが生えている可能性があります。
洗濯機の底や裏には洗濯物から出た糸くずや石鹸かすなどが溜まりやすくなります。
そればかりか、外からの泥汚れ、
食べ物からの汚れなど汚れの原因となるものも一緒に蓄積されるのです。
この状態で毎日洗濯を続けると、汚れた水で洗濯している事になります。
何も知らずにカビや雑菌が付着した服を着続けていると
知らない間にアレルギーやアトピーなどを発症してしまう恐れもありますので、
家族の健康を守るためにも、洗濯機のカビは早急に掃除すべきと判断されます。
洗濯機の掃除方法
洗濯槽は重曹もしくは酸素系漂白剤でキレイに掃除することができます。
メーカーによっては重曹を使えない場合があるので必ず説明書で確認してください。
掃除は以下の手順に従って実施します。
【準備するもの】
(お手入れ時)
・重曹(200グラム)
(カビ駆除時)
・酸素系漂白剤(粉末500g~1kg 液体500ml~1000ml)
・ゴミをすくう小さい網
【手順】
洗濯槽に最大限に水(またはお湯)を入れ洗剤を投入します。
↓
通常の「洗濯」コースもしくは「遠心力コース」で3分~5分攪拌します。
(30分から1時間おきに2~3回くりかえす)
↓
洗濯機をストップし6時間ほど放置して付けおき状態にします。
↓
時間がたったら「洗濯」「遠心力コース」などで3分~5分攪拌します。
↓
黒カビや汚れが浮いてくるのでネットでゴミをすくいます。
↓
一度水を捨てて新たに水を溜めます。
↓
3分~5分のすすぎ洗いを繰り返して汚れが出てこなくなったら完了です。
再びカビが生えないように洗濯機のフタは開けて
よく乾燥させておくのがポイントです。
洗濯機の掃除をする際の注意点
洗濯機の掃除は何回も攪拌させたり、
6時間近くつけ置きしたりなどで時間がかかります。
洗濯をしない夕方から夜にかけて行うか、
休日などの時間に余裕があるときにやりましょう。
カビ取りに集中したいなら酸素系漂白剤、
普段の手入れなら重曹と、洗剤を使い分けるのもテクニックのひとつです。
カビが気になったらまずは酸素系漂白剤でのカビ退治から始めましょう。
ドラム式洗濯機の場合は、
メーカーによって掃除方法が異なりますので取扱説明書や各メーカーのサイトなどで確認してから実施してください。
洗濯機のカビ予防方法
洗濯槽をカビの棲家にしない為には、
まずカビの発生を防ぐことが先決です。
カビは適度な湿気と温度で元気に繁殖します。
なるべく湿気を持たないように洗濯する以外は
フタを開けて湿気を断つことがポイントです。
黒カビは石鹸かすが大好きです、汚れと石鹸が融合した物質、
食べかすと石鹸が融合した物質を好み、一気に繁殖します。
石鹸かすを出さないためにも洗剤は量を守って使用してください。
また食べかすなどは洗う前にひと払いするだけでも量を減らす事ができます。
カビが発生しにくい環境を作るためにも重曹での定期的な掃除が必要です。
こまめなお手入れを心がけましょう。