季節の変わり目の健康管理のすゝめ

「季節の変わり目は体調を崩しやすい」とよく言われますが、「なぜ崩しやすいのか?」と疑問に思ったことはないでしょうか?

今回は「なぜ体調を崩しやすいのか?」という原因の部分と、「体調を崩さないためにどうすればいいのか?」という対策についてご説明させていただきます!

まず、季節の変わり目に体調を崩しやすい理由はいくつかあります。
代表的な要因をご紹介しますので、生活を振り返りつつ確認してみてください!

  1. 気温の変化:季節の変わり目には、日中と夜間の気温差が大きくなりがちです。
    この急激な気温変化に体が適応するのが難しく、免疫システムが弱まることがあります。その結果、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなります。
  2. 湿度の変化:湿度が低下すると、空気が乾燥し、喉や鼻の粘膜が乾燥してしまいます。これにより、免疫システムが低下したところへウイルスや細菌が侵入しやすくなり、感染症のリスクが高まります。
  3. アレルギー:特定の季節の変わり目には、花粉やダニなどのアレルゲンが増えることがあります。
    近年でも花粉症に悩まされている方はおおくいらっしゃいますよね…。
    これによりアレルギー反応が引き起こされ、体調を崩す原因となります。
  4. 日照時間の変化:季節の変わり目には、日照時間が変化しますが、これが体内時計(サーカディアンリズム)に影響を及ぼすことがあります。
    体内時計の乱れは、睡眠障害や心身の不調を引き起こすことがあり、普段以上に強くアレルギー反応が出てしまったり、風邪を引きやすくなってしまいます。
  5. 生活習慣の変化:季節によっては活動量が増えたり減ったりすることがあります。特に、夏から秋、冬にかけては日照時間の変化により、活動量が大きく変わる方もいらっしゃるかと思います。活動量が変わると生活リズム、睡眠リズムの乱れを引き起こしやすく、体調を崩しやすい状態となってしまいます。

また、食生活が変わることも要因の一つとして考えられ、これらの変化がストレスとなり、免疫力が低下することがあります。

以上が体調を崩しやすくなってしまう主な要因となります。

次にどのような生活を心がけると、体調を崩しにくくなるのか、健康的に季節の変わり目を過ごすことができるのかについてご紹介させていただきます。

  1. 温度変化への適応
    対策:下着やアウターなど、層を重ねた着方をすることで、体温調節を容易にします。
    日中は温かい日でも夜は急に気温が下がることも多いので、脱ぎ着しやすい衣類を選びましょう。
  2. 免疫システムの調整
    対策:健康的な食事、十分な睡眠、定期的な運動を心がけることで免疫システムを強化します。
    ビタミンCやビタミンDなど、免疫機能をサポートする食材やサプリメントを意識的に摂取し、自分に足りない栄養素を補えるようにしましょう。
  3. アレルギー反応への対策
    対策:アレルギーが原因の場合、やはり、アレルゲンを避けることが重要です。
    室内の空気を清潔に保ち、外出時にはマスクを着用するなどして、花粉やダストへの曝露を最小限に抑えましょう。
  4. 乾燥対策
    対策:空気が乾燥している際は、加湿器を使用して室内の湿度を適切に保つことや、水分をこまめに摂取することが重要です。
    また、ワセリンや保湿クリームを使用して肌の乾燥を防ぐことで、肌荒れ対策にも繋がります。
  5. 日照時間の変化
    対策:日照時間が減少する秋や冬には、特に意識して日光を浴びる時間を確保しましょう。
    朝の光を浴びることで、体内時計をリセットし、良い睡眠を促進します。
  6. 心理的ストレス
    対策:リラクゼーション技法(瞑想、ヨガ、深呼吸など)を実践したり、趣味や社交活動に時間を割くことで、ストレスを管理します。
    気付かぬうちにSNS疲れに陥ってしまうこともあるので、ストレスを感じた際は、新しいことや好きなことに取り組んでみることも良いかもしれません。

これらの対策を日常生活に取り入れることで、季節の変わり目に体調を崩すことの対策になります。
また、これらの対策は季節の変わり目に限らずとも、日々の生活の中で健康を維持するための対策としても有効です!

いきなり全てを実践することは難しいので、まずは日々の生活を振り返り、「脱ぎ着しやすい服装になっているか」「栄養が偏っていないか」などを確認するところから始めるのをお勧めします♩